大会参加者のパーソナリティを深掘るインタビュー企画がCOWDAY FILMでスタートしました。 第二回目は昨年のカービング・グラトリ部門で大賞を獲得したライダーの池上大斗くんをインタビュー。 ライダー視点での撮影の裏側や工夫をお話しいただきました。
池上大斗と申します。現在18歳です。よろしくお願いします。
───スノーボードのスタイルについて
最近は多くの方の影響で、グラトリやラントリのようなトリックを挑戦し始めました。メインはカービングではあるので、重点はその部分に置いています。
───これまでの大会の成績について
最近、韓国や中国などでカービングの大会が開催されており、その大会を目指して練習しています。国内の成績では、全日本では部門別のカテゴリを含め13回の優勝経験があります。また、2020年にオールアジアの大会で日本人として初めて優勝しました。
───スノーボードを始めたキッカケ
私がスノーボードを始めたキッカケは、兄の影響です。家族でよくスキー場に行っていたのですが、兄がスノーボードをしていて、それがかっこよく見えたので始めてみようと思いました。小学校1・2年生から大会に出始め、勝つ楽しさを感じて以降も継続して参加しています。現在は「インフィニティ」というチームで活動しています。徐々にスタイルも変わっていって、多くの方に自分の滑りを見てもらうことを重視するようになりました。
───動画で求められることと大会の滑りの違い
動画では、大会とは異なり、インパクトのある滑りや派手なトリックを重視しています。日頃は楽しみながら滑ることが多いですが、大会では繊細で綺麗な滑りが求められます。カービングは、バーン全体での表現や、スノーボード以外の綺麗なシーンを捉えられる点も魅力です。
───映像表現について
最近、映像の撮影にも挑戦しています。ロケーションやタイミングにこだわり、最高のショットを求めて撮影しています。特にカービングのシーンは、同じようなショットが増える傾向にあるため、そうならないように特に注意をしています。
───今後の活動について
近い将来、カナダのトロント大学に進学する予定です。カナダにはカービング文化がまだ根付いていないので、その魅力を伝えられるように活動していきたいです。
今後の目標としては、カービングだけでなく、グラトリやパーク、ハーフパイプなど、スノーボードを幅広いジャンルでスキルアップできればいいなと思っています。その姿をSNSやフィルムで多くの方に見てもらえたら最高です。